記憶のカナタ

アニメやゲームのことを書きます

イエスタデイをうたって 感想

先程「イエスタデイをうたって」を視聴し終えてかなり面白かったので感想を書いていきます。シナリオの深い概要も書かないのでそんなに気にしない人であればまだ本編見てない人でも見てもらって大丈夫です。ですが正直あまり人に勧められる作品ではありません。個人的に面白かったので備忘録的な意味で書いていきます。原作は未読でアニメのみの感想です。そんな感じで宜しくお願いします。

 

 

 

 

全体の感想

この作品の一番面白い所は間違いなく時代背景。原作が90年代に連載開始された為家にあるのは黒電話、携帯電話も登場していない。そんな時代の若者のラブストーリー。

電話の他にも作中に所々時代を感じる描写があり、それを2020年に放送することにより他作品にない良い味を出している。

 

 

シナリオ

人に勧められない要因①。表面上は特に大きな出来事があるわけでもなくキャラの会話だけで淡々と進んでそのまま終わる。その裏で登場人物の感情が大きく動いていて、その動きを楽しむ作品だと思う。そういう作品が好きであれば面白いと感じるはず。もちろん俺は大好き。

ただ5話と6話は正直必要か?と思った。普通に4人の掘り下げだけで良かった。アニメ版に登場していないキャラも居るみたいで原作ではどうなっているのか気になった。読む気はないけど。

 

 

作画、声優

動画工房が有名所をかき集めている為凄まじくクオリティが高い。個人的には作画は1話で陸生が靴を脱いでいるシーン、声優の演技は最終話の榀子(CV.花澤香菜)がとあるキャラを追いかけているシーンが特に印象的だった。全体的に見ても良く出来てるが魅せるところで更に良くなっていた。正直この観点でマイナスの評価を付ける人は居ない気がする。

 

 

音響

主題歌に関してはOPがなくEDが3つあるというなんかオシャレなことをしている。個人的に真剣に作品見る時はOPでスイッチをいれるからOPはあってほしかったかもしれない。無くてもいいけど。

BGMは基本的に無音が多かったけれど個人的にそこが好き。シナリオの感想で話したようにバトル系のように大きな動きがあったりするわけではなく会話だけで進んでいくのでわちゃわちゃしたBGMは無くていい。必要な所はBGMも付いているし作風にあっているメロディで良かった。

 

 

キャラ

人に勧められない要因②。変なキャラしか居ない。ヘタレ主人公、イキリ男子高生、優柔不断ヒロイン、肩にカラス乗っけてる人。この4人がメインで物語が進んでいく。正直イライラする人が多いと思うけど個人的には結構ハマった。ありがちなイケメンで万能な男と、顔も性格も良い女のラブストーリーの方が見ていてイライラしてくる。変な人が不器用な恋をしてる方がよっぽど見ていて面白い。

 

 

 

 

 

こんな感じで変な作品でした。

アニメ版でも喫煙シーン多いなと思っていたんですけど原作では更に多いみたいです。未成年喫煙の描写もあるらしいんですが流石にこのご時世でそれは放送できなかったみたいですね。むしろ吸おうとするのを咎めてる描写になってた覚えがあります。喫煙者の肩身が狭い世の中になったなぁ。